上の写真は、県北農林事務所で被害の概況説明を受けているところです。
イノシシ被害は、3年間で約2倍に増えています。これまでサル被害が中心だった県北地域にもイノシシ被害が起きています。
電気柵や罠、捕獲などで対応していますが、全体の生息数は把握できていません。
新たな対策が必要です。
霊山町のアスパラ農家を訪問し、電気柵(市の補助30%)の効果など現状を聞きました。
私の隣が、お話を聞かせてくれた農家の清野さんです。
畑のミミズを食べにイノシシがアスパラの根を掘り返し病害発生や発育障害に及ぶということです。
電気柵は効果あるとのことでしたが、他の畑にイノシシが出るという悪循環になるため、捕獲体制を強化する必要があります。
電気柵に電流を流して、実際にどの程度の電気ショックがあるのか確認しているところです。
素手で触れるとビリっと、感電しました。
集落全体を電気柵で囲ってイノシシ対策を実施している地区も調査しました。
中山間地直接支払事業の補助を受け電気柵を設置しています。
近年のイノシシ増加と、イノシシが電気柵に慣れたこともあり、集落内でも被害が起きていました。
イノシシが水田の堤を掘り返し、畔が崩れていました。
水田の水がすっかり流れ出てしまった事例もあるそうで、深刻な被害です。
現状を説明してくれた、霊山町石田地区の武田さんです。
左は佐藤かねまさ委員長、私の右隣は、柳沼じゅんこ副委員長です。
全国で野生動物の農作物被害が増えているにもかかわらず、事業仕訳で、国からの鳥獣被害防止対策交付金が大幅削減されました。
予算の復元を国に求めつつ、県独自の予算拡充も大切です。
現地調査にはテレビ局も同行しました。
猪や鹿などの獣害対策に日本オオカミ協会ホームページの”Q&A”にあるように狼の導入を! http://japan-wolf.org/content/faq/ ここで大体の疑問は解消できる